10までの数と、なかよくなろう! 〜 なんとなくわかる教育研究所 〜
「10までの数の計算が、なかなかできるようにならない」。そんな相談をよく受けます。
ゆっくり学ぶ子どもたちにとって、「10までの数となかよくなる」のは、かなり高いハードルです。まずは 「5までの数となかよくなること」。つぎに「10までの数をイメージできること」。計算は、そのあとの目標です。
「10までカード」は、そのための手作りカードです。百円ショップの名刺カードに印刷するだけ。1セット50円で作れます。
同じ数を、4つのちがう見せ方であらわしています。だから「同じ数をそろえる」遊びが、そのまま数量感覚の練習になります。
「0」と「ジョーカー」のカードもあります。遊びによって使い分けてください。
A4で印刷して使います。カードは 名刺用紙(A4・10面) に印刷すると、切らずにそのまま名刺サイズのカードになります。ふつうの紙に印刷して切っても大丈夫です。
「同じ数量がそろったら、すてる・もらえる」というルール。指と数字、タイルとサイコロ。見た目がちがっても「同じ数」だと気づくのが、数量感覚の練習になります。
同じ数ではなく、「合わせて5」「合わせて10」になる組み合わせでペアを作ります。かなり高度なので、十分に数となかよくなってから。
「どっちが大きい?」をくり返すうちに、数の大小が体にしみこみます。
遊びながら、どんどん指で数をあらわす体験を。そして「どれくらいの数をまとめて出せるか」に注目してください。1本ずつ数えるように指を出す子は、まだその量をキャッチする力が弱いです。指をまとめて出せるようになるまで、あせらずじっくり遊んでください。
教科書や多くのドリルは「10までの数」をひとまとめで教えようとします。でも、まずは「5までの数」だけでたっぷり遊んでください。しっかり身についたら「6から10」、それができたら「1から10」と、少しずつレベルを上げていきます。
「数でたのしく遊ぶ」経験を重ねることで、数量感覚が育ちます。無理に教えたり、わからせようとしたりしないように。感覚を育むには「毎日・短い時間・楽しく」続けるのが一番です。できれば入学してなるべく早い時期に、教科書を使った学習の前に、遊びとして。
指は、片手で5、両手で10。「5のかたまり」「10のかたまり」と、「あといくつで5」という見方が、自然に身につきます。いつでもどこでも使えて、指の使い方を見れば、その子がどれくらい数をつかめているかもわかります。
大事なのは、1本ずつ数える〈数える指〉ではなく、「4!」と同時に出す〈まとめる指〉。10までの計算は、5つのレベルに分けて見てあげてください。
🎮 5つのレベルを、ゲームで練習できるデジタル教材もあります → たおせ!けいさんモンスター
なんとなくわかる教育研究所では、10までの数の指導をはじめ、ゆっくり学ぶ子どもたちが「ことば」や「数」となかよくなれる教材と授業を、先生方といっしょに研究しています。
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